今日のトレーニング内容
筋トレ系
ボディパンプ 45分
ベンチプレス
プルダウン
アームカール
スクワット
トライセプスエクステンション
レッスン系
ステップアップクロール 45分
ボディアタック 45分
ラン
なし
バイク
なし
スイム
プル 0.5km(8分55秒)
今日は水曜なので、筋トレをメインとしたトレーニングの日になる。アイアンマンを目指すには、不必要なベンチプレスも含めて、しっかりと筋肉をオールアウトさせた。
さて、昨日からの続き、東京マラソン物語の第二話を再掲載したい。
東京マラソン物語
~ 第二話 ありがとうを繰り返して ~
10km地点の日比谷交差点に応援に来てくれているMyaw君がいる。せっかく、朝早くから来てくれているのに、そこまでも行かずにリタイアは失礼千万である。その気持ちだけが、僕の歩みを続けさせる。皇居の大手門を過ぎ、日比谷公園へ向けて歩く。この時点でも、歩き始めて20分くらい経過したのだが、まだ、僕の周りで歩いている人はいない。次々と追い抜かれていく。
このまま、リタイアするまでに、現時点の順位が真ん中くらいだとすれば、1万5千人にひたすら追い抜かれていくことになる。1万5千回抜かれるって、これまでに生まれてから味わったことのない屈辱なんじゃ、、、。いっそ、脇に座ってバスを待つか。そんな気持ちも浮かぶが、あまりに途切れることなく、後続のランナーが続くことで、このまま歩いても完走できるんじゃないかと思ったりもする。
そんなこんなで10kmのチェックポイントである日比谷公園に到着。Myaw君を発見できず。Myaw君も僕を発見できず。それもそのはず、この時点でも、僕はまだ1時間27分で通過しており、後続が次々と押し寄せているのである。群衆の中に埋もれた僕をMyaw君は発見できない。また、大勢の応援団に隠れたMyaw君を僕も発見できない。10km地点の日比谷公園は、10kmレースのゴールでもあり、品川からトップ選手が折り返し、20km地点でもあり、銀座にも近く、人がとにかく多い。
どうやって会おうかなぁと思っていると、Myaw君から、僕がこのまま品川へ行って折り返して、再び日比谷に帰ってくる20km地点で待ってますというメールが入る。
「まじか、、、。
この状況で、あと10km歩けというのか。Myaw君よ、、、。」
心の中でさけぶ。
「20km地点への到着は、今のペースだと、たぶん2時間くらい先の話になるよ」と返信。
Myaw君が「じゃあ、リタイアして飲み会にでも行きましょう」と返信してくれるだろうことを期待して送信。
しかしMyaw君は、天然でKYだった、、、。
「遅くてもいいですよ。のんびり、日比谷にいますから。そうそう、Scape氏が、こちらへ向かっているので、2時間後ならば、ちょうどよいでしょう。」とMyaw君。
なんと、応援団が増えるのか。仕方ない。歩こう。
僕は、まずは15km地点である品川を目指して、歩き続けた。13kmを越えた頃、ようやく、集団が途切れてきて、回りにも歩いているランナーが出始めた。もう随分と多くの人に抜かれた僕。ある程度の練習もして、ハーフを含めてレースも経験し、それなりに市民ランナーとしての自信を持っていたけれど、今はまったく意味がない。
ついに歩くときですら、痛みを感じるようになり始めた。でも、まだ普通には歩ける。
歩いている僕に対して、沿道から暖かい応援が飛び交う。これまでと違い、回りにランナーの少なくなった状況での応援は、まさに僕一人に対して、かけられている言葉であり、こんな何千人もの人から、次から次へ僕に対して、応援の言葉がかけられる。思わず、涙がこぼれる。今までの人生で、何千人もの人から、こんなにも暖かく応援してもらったことなど、あっただろうか。人の温かさを、こんなにも身に染みて感じらる瞬間に立ち会えたことだけでも、この大会に参加した価値があったというものだ。
うれしくてうれしくて、リタイアしたい気持ちが消えていく。沿道で応援してくれる一人ひとりに「ありがとう」「ありがとう」と、お礼を言いながら、一歩一歩、品川へ向けて歩き続ける。
地 点 | スプリット | ラップ | 通過時間 |
5km | 0:39:04 | | 9:49:04 |
10km | 1:27:05 | 0:48:01 | 10:37:05 |
↑スタートのピストルからの時間なので、スタートゲートでのロスが含まれます。
その3へ続く。
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