佐渡トラに向けてロングをやっておこうと思い、自宅から栃木県足利市の渡良瀬橋までバイクにて行ってきた。自宅からは片道80kmになる。
天気は晴れで気持ちよい風が軽く吹く自転車日和。
出発早々にボトルを忘れたことに気がつくが、まぁ自販機で給水しながら行けば大丈夫でしょうと先を進む。これが後で痛い目に会うことになる。
まずは自宅から利根運河を目指して進み、江戸川サイクリングロードを北上して関宿を目指す。
関宿までは30kmの道のり。
関宿に到着して、さっそく自販機でスポーツドリンクを給水。500mlを一気に飲み干して利根川に入る。
利根川サイクリングロードから渡良瀬サイクリングロードへ入り、渡良瀬遊水地を目指す。関宿から20km先にある北川辺の道の駅で休憩する予定であったが、遊水地の美しい風景と快適なサイクリングロードに誘われて、道の駅をパスして次を目指す。
渡良瀬遊水地を超えた後も、渡良瀬川に沿って快適なサイクリングロードを足利へ向けて進む。舗装状況もきれいで走りやすい。
渡良瀬川を進むことしばらくすると群馬県の館林に近づく。館林といえば関東でも有数の高温地帯。そういえば、なんとなく暑くなってきたような・・・。
初めて群馬県を自転車で走ってみたけど、ネットの噂されているような風景はなく、茨城と同じような感じかなぁ。
群馬県のネットでのイメージは
渡良瀬川は過去には足尾鉱毒事件の舞台になった汚染された川というイメージだったけど、今は澄んだ水が流れる美しい川になっている。渡良瀬遊水地も鉱毒を貯蔵する人口湖だったらしいけど、今は多くの植物が生えて緑濃い美しい巨大なハートの器になっている。
さて、30km地点の関宿で500mlを一気に給水して以来、なにも口に入れておらず、空腹と喉の渇きが限度に達しようとしていた。しかし、川沿いにはコンビニも自販機すらもない。ここは群馬県なのだ。
気分を変えようと川の反対側の栃木県に渡る。しかし、こちらにも自販機は見つからない。このまま苦しさを抱きつつ、結局、関宿から50kmを走って足利市内に到着してようやく自販機を発見する。コーラ500mlを一気に飲んで気分も爽快。
今回やってきた渡良瀬橋はもちろん森高千里の名曲「渡良瀬橋」を口ずさみながらだった。足利市に到着したのは正午。市内には正午のチャイム音楽が流れてきた。曲はもちろん「渡良瀬橋」だった。
コーラで空腹を満たして、渡良瀬橋に到着。
列車の鉄橋のような風貌で自転車用の橋が横にかかっており安全に渡ることができる。
渡り終えたら歌詞に沿ってバイクを進める。
♪♪♪
今でも 八雲神社へお参りすると
あなたのこと祈るわ
願い事一つ叶うなら
あの頃に戻りたい
♪♪♪
八雲神社
♪♪♪
床屋の角にポツンとある
公衆電話おぼえてますか
きのう思わずかけたくて
なんども受話器とったの
♪♪♪
床屋の公衆電話
この公衆電話は、利用者の減少によりNTT東日本が撤去対象としていたが、市側の要望で撤去が回避されたそうで、今でもポツンとありました。
そんなこんなで帰路へと入る。
ここから30kmほど先の渡良瀬遊水地にある北川辺道の駅まで給水もできないので、もう一度、コーラを一気飲みしてバイクを走らせる。
思えば今回のコースは、千葉県→茨城県→埼玉県→群馬県→栃木県と5県を通過する面白いコースなのだ。
北川辺の道の駅に到着したときには、軽い脱水症状と熱中症が見られたが、ここでダウンするわけにはいかない。日陰でしばし昼寝をして体を回復させて、ランチを無理やり食べて、関宿を目指す。
関宿でも体が重い。うーん、熱中症かなぁ・・・。
とりあえずアイスを食べて、体を冷やしてから残り30kmの自宅への道のりを進む。
ここからは各所に自販機もあるので、こまめに給水しながら走れるはず・・・。
あーーー。
財布の中の小銭は使い果たし、万札が1枚と1円玉しかない。
暑さと喉の渇きで辛いのを辛抱して自宅に到着。水シャワーを浴びて、そのままベッドにバタンキュー。
足は痙攣を初めて、動けない。夜になっても食欲も出なかった。
やはり、こまめな給水は大事ですね。
PR